#022 コシャーさんの箱
フランスの公的機関や公立の図書館で公文書を保管するために使われているファイルボックス。
タッカーで留めただけの簡素なつくりで、リボンみたいなヒモがいい。
パリ市街地のバスティーユ駅から歩いて5分の所に、このボックスの工場はあります。
下町の町工場といったかんじ。
「コシャー」とは、このファイルボックスを作っている工場の創業者の名前です。
写真は現在二代目を引き継ぐコシャーさん。 彼はこの工場で働く十数名の従業員ひとりひとりに声をかけ、場を和ませます。
従業員の多くは、さまざまな国から来た移民者たち。ここでは彼らを積極的に受け入れているそう。
楽しそうに、しかも一生懸命仕事をする彼ら。
いい職場です。