#054 Tomo Natural Fabrics

Found MUJI青山にて開催中の「2DAY SHOWS」。第5弾の7月7日(土)と7月8日(日)は、ファションデザイナーのTOMOさん(Tomo Natural Fabrics)。

タイ在住のデザイナー、TOMOさんが手がける「Tomo Natural Fabrics」の服は、タイの東北地方イサンの地で、コットンや麻の糸を用いて作られています。
生地は、タイの農村部にて手紡ぎ手織りされています。90cmほどの幅に織り上げられ、草木染めで丁寧に染められます。手織りの布の目を整えながら、立体裁断にてパターンメイキングし、一着一着を接着芯やロックミシンを使わず、縫い代を見せない丈夫な縫製方法で仕立てられています。
ひとつひとつの工程を大切に、時間をかけて生まれた製品は、手仕事ならではの自然な表情に仕上がり、作り手ひとりひとりの思いが伝わってきます。

今回の「2DAY SHOWS」では、女性用のノースリーブのタンクトップ、ワンピース、男性用のマオカラーの半袖シャツ、リバーシブルの帽子、ストールをご用意しました。「きなり」を除いて、自然の恵みを使い、草木で染めています。例えば、赤茶のような色はロングサイと呼ばれる木の樹皮で、少し黄みがかった色はミロバランという木の葉で染色しています。今回の商品は、より素材感が伝わり風合いが増す、製品洗いで仕上げていただきました。

ショーウィンドウは、タイから持ってきていただいた、糸を紡ぐために使う木製の糸車、織機で使用するシャトル、おさなどの道具などを展示しました。店内のBGMも、ゆったりと心地よいタイの音楽を流しております。壁面の映像では、タイ現地の風景、服作りをする人々、手紡ぎ手織りの様子、裁断から縫製に至る過程を映し出しております。商品と合わせて、是非ごゆっくりご覧ください。
TOMOさんのショーウィンドウと1階の売り場は、7月13日(金)まで。7月14日(土)からはいよいよ最終回、プロダクトデザイナー角田陽太さんの展示•販売がスタートします。是非ご来店ください。


TOMO(真鍋友芳) 
1976年生まれ。武蔵野美術大学卒業。タイ・チェンマイ在住。タイの伝統染織を手がけるさとううさぶろう氏に師事。4年間、タイの工房で経験を積む。その後、独立し2006年に「Tomo Natural Fabrics」を立ち上げる。
http://tomo.natural-fabrics.jp/


 

7月14日(土)・15日(日)の予定

角田陽太(プロダクトデザイナー)
プロダクトデザイナーとして、インテリアや雑貨などのデザインを手がける角田陽太。今回は、ファッションデザイナーの小林雄一氏と共同でデザインした「mallbgolloic」のシャツと、シャツに合わせてデザインした会津の作陶家・五十嵐元次氏が制作した白磁のボタンを販売します。磁土で作られたボタンは、釉薬をできるだけ薄くかけて作られています。ボタンのみでの販売は「2DAY SHOWS」限定になります。