#090 日本の布をめぐる旅 1
村山大島絣板締め
日本の布を探す旅は、東京から始まりました。
水のきれいな土地や、かつて宿場町として栄えた地域では、布づくりが盛んに行なわれてきました。東京都武蔵村山市もそのひとつで、特に瑞穂町では大正時代から村山大島紬がつくられていました。様々な柄をつくりだす絣の糸は、職人の手により彫り込まれた縞柄の木板に糸を挟み込んで染める「板締め」の技法が使われます。今は手に入らない水目桜の木板を使い、織り上げると縞柄の板からは予想もできない柄が織りあがります。その全ての縞模様が異なる板で、生地を両側から挟み込む「板締め」を施すことで、計算されない縞が現れました。
開催期間:2013 年2月1日(金)~2月28日(木)まで
開催店舗:有楽町/池袋西武/難波/MUJIキャナルシティ博多/テラスモール湘南/Found MUJI 青山