#219 浴衣
Found MUJI青山では5月13日(金)より、Found MUJI「日本の布2」でご紹介する布の産地、栃木県宇都宮市の注染の浴衣と群馬県桐生市のジャガード織の帯を販売します。
注染
生地の表と裏が同じように染まる注染は、明治時代後期にはじまった染色技法です。 手彫りの型紙を使い、染色しない箇所に染料が入らないよう一枚一枚糊で伏せる作業は、職人の手によってリズムよく進められていきます。 幾重にも重なった生地の表を染め、反転させて裏を染める、という工程を繰り返すと、表裏のない両面とも同じような模様の生地ができあがります。
ジャガード織
「西の西陣、東の桐生」と呼ばれるほど、群馬県桐生市は古くから絹織物の産地として繁栄してきました。 のこぎり屋根の織物工場では、旧式のジャガード織機が重厚感のあるガッシャンガッシャンという音をたて、今も現役で働き続けています。 その織機に長年寄り添ってきた職人。大きな音が鳴り響く中、織機の異変を感じとって手直しを施していきます。 めまぐるしく進化していく時代の中で変わらない布づくりの現場が、ここには残されています。
木々の緑のまぶしさに初夏を感じるこの頃。浴衣に袖をとおして、夏支度をはじめましょう。
※販売はFound MUJI 青山限定となります。
※帯は別売りとなります。