#236 酉のえんぎもの
Found MUJI青山では、12月2日(金)より「酉のえんぎもの」を販売しています。
2017年は酉年。「酉(とり)」は「とりこむ」にかけあわせ、商売繁盛につながると言われています。幸福な一年になるよう願いを込め、年の始めにその年の守り神である干支の人形を飾ります。日本各地で古くからつくられる個性的な郷土玩具は、それぞれ由来があり、今でも地域で愛されています。
【販売中の商品】*写真左より
赤物・酉 税込1,500円
ひな人形の産地として有名な鴻巣市は、江戸時代から桐の家具の産地でもありました。赤物と呼ばれる練物の人形は、箪笥や下駄などをつくった際に出る桐のおが屑を固めてつくられています。赤は古来より魔を除けると伝えられ、子どもの無病息災を願って与えるお守りとして親しまれています。
鳩笛(大) 税込800円 (小) 税込600円
八幡宮の総本山といわれる大分県の宇佐八幡宮で授与されていた鳩笛です。鳩は八幡さまのお使いとされ、鳩笛は昔、子どもの喉のつまり除けのお守りとしても親しまれていました。
※小は完売しました
今戸焼・太鼓酉 税込4,500円
浅草寺に近い今戸で焼かれている今戸焼は、江戸時代、瓦や土器を焼く窯の傍らで生まれました。京都の伏見人形の影響をうけながら、落語や歌舞伎の物語などをモチーフに江戸独自の発展をしました。
伊勢一刀彫・酉 税込2,400円
伊勢一刀彫は、宮大工が伊勢神宮の御残材を使ってえびす大黒などを彫ったのが始まりといわれています。少ない手数で的確に対象物をとらえる手法でつくられています。力強い彫り跡と白木の風合いが、厳かな印象を与えます。
芝原人形・酉 税込2,900円
芝原人形は千葉県長生郡で明治初期からつくられている土人形です。東京浅草の今戸焼の影響を受けながらも、ゆるやかな形と表情が懐かしい雰囲気を醸し出しています。一度は伝統が途絶えましたが、現在の作家が4代目として復刻させました。
※販売はFound MUJI 青山限定となります。