#314 緑のワイン
ポルトガル北部のミーニョ地方で作られるワイン『ヴィーニョ ヴェルデ』。 "緑(若い)のワイン"と呼ばれるこのワインは、そもそも作り手が自分たちで飲むために作っていたお酒でした。 畑の真ん中で自分たちの食べる野菜を作り、その畑の周りに『ヴィーニョ ヴェルデ』用の葡萄の木を植え、育てていたそうです。 完熟する前の実を収穫してつくるため、やや酸味の効いたフレッシュなワインになります。田畑の恵みを無駄にせず、恩恵を受ける姿勢が 垣間見られます。陶磁器のピッチャーと小さなボウルを使って飲むことが、この地方の『ヴィーニョ ヴェルデ』の楽しみ方です。