#015 仙台の堤人形
杜の都仙台へ。
堤人形は300年ほど前から作られている歴史ある土人形です。
招き猫や鳩笛のほかに歌舞伎、兵隊の人形など、それぞれの時代を映した人形があり、その多くの種類で目を楽しませてくれます。
江戸時代に作られた土型は千数百点が残っており、今でも当時の型を使って作られているというのは驚きでした。ずっと昔の人々が同じものを目にしていたと思うと、当時の美意識やユーモアに感服するばかりです。
「つつみのおひなっこや」の佐藤さんは現在親子で製作に励んでいらっしゃいます。
お父さんは一見おっとりした印象でしたが、華やかな色使いと絵付けが特徴とされる堤人形に、繊細な文様を狂いなく描いていく筆さばきは見事としか言いようがありません。