#092 日本の布づくりの道具

Found MUJIでは、日本の布を販売しています。

昨年春から始まった日本の布をめぐる旅。布好きが集まり、全国の布の産地を一軒一軒訪ね、そこでつくられる布を見てきました。産地の中にもそれぞれの機屋さん染屋さんごとに特長があり、現場を見せていただいた瞬間、予想もしていなかったつくり方を目の当たりにし、布づくりの奥深さにはっとさせられる旅が続きました。伝統として受け継がれている布から、日常にある見慣れた布まで、数ある産地の中から10の産地で生まれた布をご紹介しています。
Found MUJI 青山のウィンドウには、各産地で実際に使われている道具が並んでいます。大きなシルクスクリーンプリントの版や注染の染料を注ぐためのやかん、黒に近い藍色に染まった使いこまれたエプロン、村山大島絣板締めの細かに溝が彫られた水目桜の板、有松・鳴海絞りの三角板など。普段は目にすることのできない道具たちは、脇役でありながらも主役級の存在感を放っています。ウィンドウの道具と合わせて、ぜひ日本の布を手にとってご覧ください。