#110 紀州梅の産地を訪ねました

海と山にかこまれて温暖な気候の和歌山県紀州。この地域の梅栽培の歴史は江戸時代から、やせた土地や傾斜地の活用にはじまったと言われています。果肉の厚さ、味と香りが好まれている優良品種「古城梅」「南高梅」の生産など日本一の梅の産地として、大切に引き継がれ今日に至ります。

梅は万葉集では桜の四十二首に対し、百十八首も詠まれているなど、古くから日本人の心に深く関わり、花梅、実梅、器物や携帯食に生活の中で多様に親しまれてきています。その梅の実は、土をつくり、実成りを考えせん定し樹を育て、花が開花したら蜜蜂を飛ばし花粉を運ばせ着果率を上げて、というように自然の恵みと人の経験と知恵で一年を通じて大切に育てられて収穫を迎えます。

今回訪問させていただいたJA紀南さんでは、安全・安心な農産物を生産するために独自システムの構築や、梅加工で発生する産業廃棄物を資源として再利用する「循環型農業」で環境負荷の低減を行いながら、旬の恵み、産地の恵みの継承に取り組んでいました。

数量限定ですがネットストアで朝摘み紀州産古城梅/南高梅の梅酒づくりセットを販売します。
旬の恵みを産地から、ご自身で仕込む旬を感じるイベントをお楽しみください。

 

古城梅(ごじろうめ)
青く硬い実が特長の古城梅は、その青梅の美しさから青いダイヤモンドとも呼ばれており、梅酒に最適な梅と言われていますが、実成りが南高梅に比べ難しく、今では貴重な品種となっています。梅酒にしたときの味わいは南高梅に比べすっきりとし、濁りの少ないクリアな梅酒になります。

南高梅(なんこううめ)
南高梅の特長は、肉厚で大粒の実が豊かに実り、直射日光を受けた部分が紅色づきます。実成りは、自然のメカニズムに基き、花が咲き、蜜蜂に花粉を運ばせ着果率を上げています。梅酒には、青めでつけるとクリアな味わいに、黄色いめでつけるとまろやかな味わい 

朝摘み紀州産古城梅/南高梅の梅酒づくりセット
セット内容
梅 1kg
果実酒用ビン 約4.0L
※砂糖やホワイトリカーは、別途ご用意ください
古城梅 販売終了しました
南高梅 販売終了しました