コラム
-
#366 コシャー箱
フランスの公的機関や公立の図書館で公文書を保管するために使われているファイルボックスです。タッカーで留めただけの簡素なつくりで、平たい紐で結んで閉じます。「コシャー」とはこのファイルボックスをつくっている工場の創業者の名前です。大切な...
-
#365 ティーポット
ドイツのチューリンゲン州にあるイエナで創業したガラスメーカーのティーポットです。1900年代初頭にイエナで生産され始めた家庭用耐熱ガラス製品は現在、世界中の様々なシーンで活用されています。※在庫状況は店舗により異なります。あらかじめご...
-
#364 水の平焼
海鼠釉(なまこゆう)と呼ばれる深い碧と茶色と灰色が混ざり合った独特な表情は、鉄釉と藁灰釉の2色の釉薬をかけてできる水の平焼の代表的な色です。熊本県天草といえば磁器の原料となる陶石が有名ですが、水の平焼では陶石だけでなく、昔から周辺で豊...
-
#363 平清水焼
山形市の東南、千歳山の南麓に位置する平清水地区。江戸末期から続き、最盛期は30軒以上あった窯場も現在は数軒を残すのみとなりました。山形の雪景色を思わせる白色の釉薬「残雪」と、千歳山の限度の鉄分を活かした表情が特長です。※在庫状況は店舗...
-
#362 カレーポット
インドにある金物街を探し、店の隅々まで見せてもらい、様々な器や道具の中から見つけました。 少しフチがあって、膨らみのある形。この形はカレーの器や水瓶などいろいろな容器に見られるインド特有の輪郭です。※在庫状況は店舗により異なります。あ...
-
#361 バクバク バスケット
フィリピンなど東南アジア原産のアバカを使って作っています。バクバクと呼ばれるアバカの表皮を使い、透かし編みに仕上げました。色の選別をしない為、自然な風合いが魅力の1つです。※在庫状況は店舗により異なります。あらかじめご了承ください。
-
#360 ブリキ パン焼き網
ポルトガルで家庭用として使われている、コンロでパンを焼くためのブリキの道具です。 表面はカリッと、中はふっくらと焼きあがります。※在庫状況は店舗により異なります。あらかじめご了承ください。
-
#359 Found MUJI basics
Found MUJI では、これまでに30以上の国や地域を訪れ、その土地その土地の生活や文化に触れ、日常の道具や手仕事、その地特有の技術を探す旅を続けてきました。道中で出会ったものどれもが、これからも残していきたい地域に根付いた文化...
-
#358 スチール工具箱
プレスで成型されたスチール工具箱は、大阪府東大阪市の工場地帯にある工場で製造されています。塗装の代わりにクリアコーティングを施すことで、スチール本来の素地が見えるようにしました。 工具やシューケア道具を保管したり、様々な用途に使用出来ます。
-
#357 折り畳みナイフ
刃を水研磨した後、グラインダーで研磨して中心にある鋼の刃を出し、形を整えます。研磨は仕上げの研ぎを含めて、3回行います。刃の表と裏を丁寧に研磨することで、鋭い切れ味に仕上げます。 切れ味を良くするために、800~850℃のバーナーで刃...
-
#356 アルミ時計
富山県高岡市は、江戸時代に産業政策の一環として鋳物師が派遣されたことで、鋳物製造が発展し地場産業として定着しました。当初は農具や日用品などの鉄器を多く製造していましたが、昨今では仏具などの美術工芸品をはじめ、電車や飛行機部品などの工業...
-
#355 アルミやっとこ鍋
やっとこ鍋は底打ち・プレス・面取り・打ち出し・研磨の工程から作られます。 大きなプレス機に金型をセットし、圧力をかけて成型します。プレス時は迫力のある音が工場に響き渡ります。鍋の側面は槌目をつけるための打ち出し加工が施されます。この槌...
-
#354 金属
長い歴史の中で日々の生活に当り前のように使われてきた金属素材。使い勝手がよく経済的で、繰り返し使うことのできる金属を私たちは当たり前のものとして使用しています。アルミニウム、銅、真鍮、ステンレス、鉄。金属はそれぞれに特有の性質を備えて...
-
#353 茶碗かご
キッチンの水切りかごと言えばステンレス製のものが主流ですが、昔は細い竹やシダの茎を編んだかごが使われていました。底面に脚がついているので風通しが良い作りではありますが、金属製のものとは違い、濡れた器を入れたままにしておくと、かごにカビ...
-
#352 手焙烙(伊賀焼焙烙)
100年以上前からある、お茶やごま、豆、米、塩などを煎る素焼きの土鍋の一種です。 現在は、あまり見かけなくなった道具のひとつですが、今でも万古焼の産地 三重県などで作られています。 「煎る」ための道具なのであまり使われなくなったのかも...
-
#351 漉し袋(だしこし袋)
まだ調理家電がなかった時代、出汁を濾したり果物を絞ったり、様々な調理で布は活躍していました。 1960年代頃の生活雑誌を見ると、「濾し袋を数種類常備しておくと、出汁をとるにも、オレンジを絞るのも、コーヒーを淹れるのも便利です。」と紹介...