コラム
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#123 梅農家を訪ねました
6月中旬、和歌山県紀州の梅の季節は収穫期も最盛期を迎えていました。農家の方々に梅の木の農法を聞きました。「先祖代々、引き継いだ梅の木を引き継ぎ、のこしていくこと。その方法として有機農法に踏み切りました。」「園地と地域をこの有機農法で盛...
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#122 夏のコーディネート
Found MUJI 青山のウィンドウは、夏の模様替えです。ご紹介中のインドの手刺し子カンタ。生地を手にとって見てみると、ひとつとして同じ柄がないことに気づきます。刺し子さんは図案をもとにトレースをし、下絵を生地に写していきます。たく...
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#121 手刺し子カンタ
インドのベンガル地方に古くから伝わる繊細な針仕事、カンタ。土壁の家々が並び、ゆったりとした時間が流れる農村で、女性たちの手によってつくられている、生活の布です。その昔、外出や表現することを制限されていた女性たちが、使い古しの薄く柔らか...
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#120 Plain Style 2 - 松澤紀美子さん
松澤紀美子さんは、布をつかった作品をつくります。松澤さんのものも「作品」というよりは、生活に入り込んだ「道具」です。彼女が普段身につけているエプロンも、使っているコースターも、ノートカバーも、澄さんのバッグも、全て松澤さんがご自身でつ...
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#119 Plain Style - 澄 敬一さん
Plain Styleとは、今回Found MUJI 青山での企画展に際して出した冊子のアートディレクションを担当された山口信博さんが、澄敬一さんと松澤紀美子さんを表す言葉として名付けたものです。受け取り方はざまざまでしょうが、彼らの...
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#118 Plain Style
澄 敬一+松澤紀美子Found MUJI青山では、6月14日から6月25日まで、「Plain Style」と題して澄 敬一さんと松澤紀美子さんの作品をご紹介します。早稲田でアトリエを兼ねたショップを営むお二人。素材本来の質感や形を見つ...
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#117 スツール
店の軒先や家の中など、目を凝らしてみると、至るところでこのスツールと出会います。このスツールを引き継ぐ3代目の林さん。今も、創業当時の形で、作り方も変えずに、ひとつづつ手作業でスツールを組んでいきます。話の途中、奥からおじいさんの代か...
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#116 小さなグラス
小さいわりには厚みのあるグラス。台湾の人に聞くと、屋台でもどこでも、なじみのあるサイズとかたちのグラスだそうです。台湾では、乾杯のとき、杯を掲げ、相手と目を合わせて飲み干す慣例があります。このグラス約6杯分が瓶ビール1本分だそうです。...
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#115 旬の恵み、産地の恵み
梅の産地紀州に青いダイヤモンドと言われる希少品種古城梅がありました。その古城梅の原木の園地を訪れることができました。園地はホタルが生息し群生を観ることができる清流が流れるほとりにありました。原木の樹齢は90年を越えていましたが、梅の実...
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#114 窓
台湾の家々の窓は、どの窓も表情に富んでいます。台湾で最も古い問屋街、迪化街(ディーホワチェ)の一角で、改装中の古い建物を見学することができました。淡水河という川に沿う水運にめぐまれたこの地は、18世紀末期中国福建省からの移民が最初に移...
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#113 台湾
Found MUJIでは、5月17日(金)から台湾をご紹介しています。使い込んでよくなる素材、永く淘汰されずに使われてきたかたち。ものは使われて、時を経て、生活の背景になっていきます。小ぶりなグラス、暮らしに欠かせない茶器、ずっとかた...
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#112 上製本ノート
日本の洋製本の歴史は明治時代からはじまり、その技術は職人から職人へと受け継がれています。長野県伊那市。静けさのなかに製本職人が営む工場がありました。近年は大型設備や機械による自動製本での量産を可能とした工場が増えていますが、訪れた工場...
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#111 バルカナイズド・ファイバー
町工場が多い東京都墨田区。路地を歩くとどこからともなく加工機械の音が聞こえてきます。バルカナイズド・ファイバーや硬質パルプなどの板紙を加工する町工場を訪れました。バルカナイズド・ファイバーは、原材料の紙を特殊加工で繊維化し圧縮した強靭...
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#110 紀州梅の産地を訪ねました
海と山にかこまれて温暖な気候の和歌山県紀州。この地域の梅栽培の歴史は江戸時代から、やせた土地や傾斜地の活用にはじまったと言われています。果肉の厚さ、味と香りが好まれている優良品種「古城梅」「南高梅」の生産など日本一の梅の産地として、大...
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#109 Found MUJI 信州 春
自然豊かな日本には、各地域ごとの四季折々の暮らし、それぞれの季節に寄り添った生活の営みがあります。長野県松本市の無印良品松本パルコ店では、「食」をテーマに春・夏・秋・冬と季節毎のワークショップを開催し、信州の文化やものづくりを見つめる...
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#108 りんご箱
日本一のりんごの生産地、青森県津軽地方。弘前市と隣り合う板柳町へ、りんご農家が出荷に用いる松の木箱をつくる工場を訪ねました。まず目に飛び込んでくるのは、倉庫いっぱいにうず高く積み上げられた箱の塔。りんごの収穫が佳境に入る10月下旬まで...