ヘーゼルナッツのかご
素のままの豪快な素材使いに魅かれたヘーゼルナッツのかご。リトアニアの民芸市で出会いました。78歳になるヨーナスさんが一日に一個ずつつくっています。ヨーナスさんはかごづくりをお父さんから教わったそうです。このかたちはリトアニアの農村ではお馴染みで、ヨーナスさんは他のかたちもつくってみたものの、これが一番しっくりくるのだとか。ベリーやジャガイモ用に使い勝手抜群です。ヘーゼルナッツの木は芽吹く前の秋から春にかけて集めます。しなやかで曲げ易く丈夫なので、かごづくりに最適です。ヘーゼルナッツがよく採れるリトアニアでは、身近な素材なのです。リトアニア語には"かごを編む"という意の"pinti"という動詞があります。いかにかごづくりが生活の中で大切な仕事であったかが伺えます。かごは世界中にある生活用品。材料や編み方に地域性が出るので、その土地を知る楽しい手がかりです。正しく私にとってのFound MUJIだと思い、このかごを選びました。
ところどころ尖ったところがあります。引っ掻けにご注意ください。ヨーナスさんの納屋の屋根裏で保管されていた中から選んできました。土埃もリトアニア土産としてご了承ください。
直径:約35 × 高さ:約30cm
●ささくれがあります。引っ掻けにご注意ください。
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松田 沙織 Saori Matsuda
from East to East Projectディレクター。
リトアニアのクラフト&デザインを紹介する。
FoundMUJIリトアニア展ではリサーチチームに参加。
リトアニア製品を扱うLT shopを今秋より開店する。